写真撮影にも役立つトレーニング「オスワリ」

「この場所で愛犬のかわいいショットを撮りたい」と思っても、その場所でじっとしてくれていないとフレームの中からはみ出して、いい写真が撮れないことも多くあります。

 

ドッグトレーニングの基本として、教えたい行動には、「オスワリ(sit)」「フセ(down)」「マテ(stay)」「オイデ(come)」などがあり、これらをきちんとマスターしておくと、撮りたい場所での愛犬ショットの撮影がスムーズになります。

 

なかでもまず教えたい行動は「オスワリ(sit)」です。座る体勢はすぐに動き出せにくいので、犬にオスワリさせるとシャッターを押せるチャンスが多くなります。

 

 

「オスワリ(sit)」の教え方

①立っている犬の鼻先におやつを持った手を近づけて匂いをかがせ、そのまま上に引き上げます。すると犬の鼻先がおやつに誘導されて、上を向きます。

 

②そのままおやつを持った手をゆっくりと犬の頭上側に動かし、犬のお尻が床に着いた瞬間に「いいこ」「グッド」などの褒める言葉をかけて手に持っていたおやつを与えます。

 

③何度か繰り返し、スムーズにできるようになったら、今度はおやつを持った手の動きを簡素化して、手を少し上げるだけでもオスワリするかどうか試してみましょう。できたら、褒めておやつを与えます。

 

④簡素化した手の動きで、オスワリするようになったら、褒めることばの後、1~2秒待って、オスワリの状態を維持していたら、手に持っていたおやつを与えます。

 

⑤ときどき、おやつを持たない手の動きでもやってみて、オスワリしたらすぐに褒めて、数秒後におやつを与えましょう。